未成年のSNS被害と保護者のITリテラシーについて

プログラミング教育雑談

作成:旭川児童パソコン教室“ぱそんこ”

今日は未成年のSNS被害について書いていきたいと思います。

2019年5月15日に、政府広報では「SNS利用による性被害等から子供を守るには」というサイトをオープン。「子供の性被害はどのくらい発生しているの?」「子供を性被害から守るには」「もしも被害に遭ってしまったら?」という内容がとてもよくまとまっています。

ただこうした被害に遭わないための方法を子どもに伝える前に、まず、親がしっかり認識し、子どもに伝えておかなければならないと思います。

子どもにPC・スマホを与える理由

<連絡を取りやすくする>

成長につれて友人といろいろな場所へ出掛けるようになります。

それまでは地元の公園で遊んでいた子どもたちが、突然、自転車や電車に乗って気軽に遠出するようになります。携帯電話やスマホのない時代では子どもからの連絡を待つばかりでしたが、今では便利なことにメッセンジャーアプリ【LINEなど】でいつでも連絡を取ることができます。GPS機能を利用すると、子どもの所在地も分かります。

<将来の選択肢の拡大>

子どもたちの将来の選択肢を狭める必要はありません。

今の社会では、PCやスマホを使わずに暮らしていくことは難しい状況です。業務ではPCを使って書類を作るでしょうし、スマホで連絡を取り合う企業も少なくありません。

SNSとの接し方・利用の仕方を指導するには

子どもにスマホを持たせることでの一番の心配なところは、SNSでしょう。子どもたちが自由にアカウントを作成するのを阻むのは困難です。そうなると、子どもたちに対してSNSを利用するためのリテラシー教育が必要になります。

では、どのようにSNSのリテラシー教育を行っているか。普段の生活の中で、必要に応じてSNSに関する話題を子どもたちとやりとりするのも良いでしょう。たとえば、テレビのニュースなどをきっかけにして、SNSを利用したことによる炎上事例や事件、セキュリティー事例などをその都度話すようにするなど。

ある程度の年齢になれば、子どもたちはこうした教育の必要性も理解してくれます。ですが、まだ幼い小中学生に対して仰々しく教えようとすると、「つまらない」と言って話を聞いてくれなかったり、反抗心を抱いてしまったりします。ですので、普段の会話の中で自然に伝えることを意識するのも一つの方法だと思います。

内容としては「身バレしないこと」を重点的に繰り返し説明しています。特に次の2点です。

  • 個人・家族の情報(氏名、住所、自撮り写真、家族構成、連絡先)を書き込まない
  • 個人・家族の行動を正確に載せない
    • 1日の詳細の行動計画……☓
    • 過去の旅行・行動に対するコンテンツの公開……○
    • 現時点の場所(GPSの場所情報)を含むコンテンツ公開……△
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