小学生にプログラミング教育を行ってみて
令和二年、今年度から必修化となる小学生プログラミング教育をこの記事では考察していく。
学習方法
現段階ではscratchに重点を置き、他にも筆記のパズルや他のプログラミングアプリの試用をしている。
体制はマンツーマン指導でリテラシーの高い子供には自由に作りたいものを作ってもらうという流れだ。1つの作品をある程度の形にするのに約合計90分かかる。
考察
現在マンツーマンでの指導により、子供のわからない点や間違いやすいポイントを把握できているが、小学校や授業など実際ではプログラミング教育の導入は1対複数人で行われるであろう。
実際にやってみるとscratchでは予期せぬバグなどが発生し、その対策におわれることが一回の授業約一回程度発生する。その際に子供が授業から遅れないようにデバッグの作業に教師・講師は追われることになるだろう。このデバッグがなんとも問題で、人の作ったブロックや設定から間違いを見つけ改善するというのはなかなか難しく、場合によっては見つからずに書き直すことも必要になってきてしまう。
こんなことが複数人いた場合一人で収まるわけもなく、プログラミング教育は教育者からするとデバッグとの戦いと言っても過言ではないだろう。
子供の反応は実にいい、プログラミングの難易度はバラバラだが、なにより自分で絵や音を導入できるという点にそれぞれの子供達のオリジナリティがあふれてくる。
ただ、実際に形になってくるまで何を作っているかわからない子供も多いため形になるまでいかに学習をスムーズに進めるかが大事であろう。
教科書や参考書においては個人的に期待はあまりしていない。初期段階では画面からINPUTして画面にOUTPUTするという作業がなんとも無意味に感じてしまうのかやる気をあまり掻き立ててくれない。
それにscratchの一番いいところでもあるオリジナリティを出すポイントがあまりなく、視覚的に本や画面上の模写をしているにすぎないため、子供の頭にもなかなか入っていかない。
そのため、当初は教材をいかに拡散されずに財産としてキープできるかということがよく議題にあがったが、現在では画面や紙のみの教材にはあまり強みを感じておらず情報もできる限り開示してしまおうと考えた。
ぱそんこでは今後学校でも導入することのできるプリント教材や、引き続きWEB上の学習教材を制作・公開してまいりますので、各教育機関でご利用になりたい方や、教材にご要望がある場合お気軽にご連絡いただけばと存じます。
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