MineCraftのModで旭山動物園作りのメリットとデメリット
メリット
Maincraftは大人から見るとただのゲームですが、モノ作りのシステムやわかりやすいキューブ型の形状での建築などはパソコンの操作自体を向上させたり創造性を鍛えてくれます。またYoutube などで子ども達の大半は知っているModを内容に取り入れたことによりMineCraft内での自由度が格段に向上し、完全な作品作りに取り組んでいるという状態になりました。
MineCraftのワールド作りは実は職業になっているくらい需要がある分野で極めればもしかしたら、、、、なんてこともある分野です。また旭山動物園という難しい施設を再現するのに大きさはグーグルアースで測りながら制作したり高さなどを相談しながら決めたり、メリットをあげればキリがないくらいのプロジェクトだと思います。
動物を作るモデリングに関しても、今後3Dプリンターが普及すれば建築や設計の分野、デザインやゲーム作りなどにも役に立つものです。
モデリングした1つの動物だけに絞ったとしても十分作品と呼ぶことができるため、自分自身で作品を完成させることは今後どんな分野にいったとしても、子供にとってとても有用なものと言えます。
メリットのまとめ
- パソコンの基礎的な操作に慣れる
- Googleearthなど様々なコンテンツを使えるようになる
- 三次元のモデリングにより空間認識能力が鍛えられる
- 自分がデザインした建築や動物が実際に作品として評価されることでやる気につながる
- 個人では達成が難しい大きなプロジェクトをたくさんの生徒で取り組むことにより作品作りの楽しさと難しさを知ることができる
- 動物の観察や動物園の調査やデフォルメを通して再現性が高まる
デメリット
メリットが大きい分今回のプロジェクトを通してデメリットもしっかりと見えてきましたのでお伝えします。
まずは難易度が高いということです。特に動物のモデリングの難易度が講師が予想するよりもはるかに高かったです。
仮にプロジェクトの参加人数が100人だと仮定した場合、このプロジェクトに参加できる・意欲がある児童は全体の8割80人程度になります。
動物制作のモデリングに絞るとおおよそ30-50人程度の子供にしか実施できないことがわかりました。
参加した80人の児童においても最終的に継続してプロジェクトに参加出来る児童は60人くらいになると思います。
モデリングの難易度が高いことには子供の空間認識能力の発育が関係していると思われます。
小学校低学年の児童は60%が立体のモデリングができませんでした。更には建造物に関しても約50%が途中でリタイアをしてしまう状態でした。
普段普通にエディケーションエディションやマイクラを楽しんでいたので甘くみていましたが、本格的な創作になると低学年にはかなり難しい作業となってしまったようです。
やる気の継続もかなり難しく大きな作品の制作経験がないため面倒な作業などを嫌い最初はやる気なのに触れてみると違うことに目がいってしまう児童も結構いました。
どんなことでも長期的なスパンで取り組めるということは大切な能力になりうるのですが、大きいプロジェクトは完成までの道のりが長くそれが耐えられない子供たちはリタイアということになりました。
親御さんからの理解が得られない場合も少数ですがありました。
どうしてもMaincraftが元々ゲームであるのに対してご家庭では賛同できないということがあったようです。
デメリットまとめ
- 全体的に予想以上に難易度が高い
- 低学年の児童は半分程度の児童しか実施できない内容だった
- ご家庭によっては賛同を得られない
- モデリングの難易度が年齢を問わず予想以上に高い
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