クラスは、オブジェクト指向プログラミングにおいて、データとそれを操作するメソッドをまとめた概念です。クラスを作成するには、class
キーワードを使用して、クラス名を定義します。その後、クラス内にデータを定義したい場合は、インスタンス変数を定義し、それを操作するメソッドを定義します。
class MyClass:
def __init__(self, value):
self.value = value
def print_value(self):
print(self.value)
my_obj = MyClass(10)
my_obj.print_value() # Output: 10
上記の例では、MyClass
というクラスが定義されています。それは、value
というインスタンス変数を持ち、print_value
というメソッドを持っています。最後に、my_obj
というインスタンスを作成し、そのprint_value
メソッドを呼び出し、10を出力しています。
オブジェクト指向とは
オブジェクト指向プログラミング(OOP: Object-Oriented Programming)とは、プログラミング手法の一種で、プログラムをオブジェクトと呼ばれる概念に基づいて設計・実装する手法です。
オブジェクトは、データ(属性)とそれを操作するための機能(メソッド)を持っており、それらを組み合わせてプログラムを構築します。また、クラスと呼ばれる概念を使って、複数のオブジェクトをまとめて管理することもできます。
インスタンス変数とは
インスタンス変数は、オブジェクト指向プログラミングにおいて、特定のオブジェクトに属している変数のことです。クラスの中で定義された変数は、そのクラスのインスタンスが生成されるたびに、それぞれ異なる値を持つインスタンス変数として割り当てられます。インスタンス変数は、インスタンスメソッドからアクセスでき、それぞれのインスタンスで異なる値を持つことができます。
問題
「Person」という名前のクラスを作成してください。 このクラスは、「name」「age」「gender」という3つのインスタンス変数を持ちます。 「introduce」という名前のメソッドを作成してください。 このメソッドは、「私の名前は○○です。年齢は△△歳で、性別は○○です。」という文字列を返すようにしてください。
解答例
class Person:
def __init__(self, name, age, gender):
self.name = name
self.age = age
self.gender = gender
def introduce(self):
return "私の名前は{}です。年齢は{}歳で、性別は{}です。".format(self.name, self.age, self.gender)
# インスタンスの作成
person = Person("John", 30, "男性")
# メソッドの呼び出し
print(person.introduce())
このように、クラスを使用することで、オブジェクトを作成し、そのオブジェクトに対してメソッドを呼び出すことができます。
コメント
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