児童プログラミング教育マンツーマン家庭教師レポート1

プログラミング教育雑談

マンツーマン講義と多人数講義

scratchでのプログラミング教育は大変有用であると思う今日この頃ですが、実際に学校や塾、講義などでの実施となるとおそらく対多人数の講義・通常の授業のようなものが想像できますよね。
もちろん対多人数においても有用であるとは思いますし、現実問題としてマンツーマンの授業、家庭教師などは時間やかかる費用面からいっても現状難しいと言わざるを得ません。。。

では、なにがそんなに多人数とマンツーマンでは違ってくると思いますか?
いろいろな点が異なってきますが一番大切なのは、私は子供の想像力を鍛えるポイントの頻度が違うと思います。

現在マンツーマン家庭教師ではscratchというアプリを使ってゲームを作りながらプログラミングの基礎知識や段階を踏んだ建設的な考え方を児童と一緒に勉強しています。その題材(作りたいゲーム)を児童自身に設定してもらっていて初心者やある程度作れる児童どちらも関係なく自らの目標設定を行ってもらっています。
そのため、実際に作るゲームはみんなバラバラで決められたカリキュラムなどは基本的に存在しません(基礎知識や基礎的な部分は基本的なカリキュラム~タイピングやパソコンの使い方など)
この時点で対複数の講義では絶対にできない状態になっています。

多人数講義

多人数講義の場合まず、基本的な目標を一定に保つ必要があります。みんなが違うものを作っているととても講義として成り立ちません。また、scratchにはバグがでることがあり(間違いが見つけられないことも含み)その対応が困難になった場合予め用意した正常に動くデータと差し替える必要もでてきます。

それでも実際にゲームを作ったり作った後のゲームのキャラクターを自分で描いたものに差し替えてみたり、音楽や効果音を差し替えたりとできることは多種多様で、児童達には楽しんで実施してもらえる勉強だと思います。

マンツーマン授業

マンツーマン授業では目標設定をこちらで行う必要がありません。scratchにおいてはどんなゲームやアプリケーションを作成したとしても様々ブロックを使用するため、上手くこちらがその方向性を示してあげれば最終的な目標設定にさほど意味はありません。(基本的に2Dを扱うプログラミング言語のため3Dのゲームなどは除く)

そこで児童達は作りたいゲームのお手本を私に見せてきてくれるのですが、作品となっているゲームですのでそのままのものを作成することは児童にはほぼほぼ不可能です。ですが、児童は明確に目標をもってscratchでブロックを重ねていっては挙動を見るという作業に入ります。

ポイント

そこで気づくことは子供たちにこちらから与える先入観や固定観念の数の違いなんです。
多人数講義では使用ブロックもそのブロックを動かす考え方もこちらが提供します。実際はやってもらうことはきまっていて最後のデザインや音の挿入は子供たちへのご褒美にすぎず、グリコのおまけのようなものです。

ですが、マンツーマンでは基本的なブロックの動かし方や組み方のエッセンスを教えたうえで子供たちは自ら動きはじめます。積み木などを組んでいくようにブロックを積み上げていきます。もちろん失敗がたくさんあってきっと子供だけでは前に進めなくなってしまうのですが、その横に私たちがいます。子供自身の力になっていく範囲での助言やお手本作りをしそれを提示します。バグや不具合もブロックを組むところ近くで見ていますので見つけやすく安心して子供の思うように操作し失敗を積み重ねさせてあげれます。

最初は忍耐がなく思う通りにいかなくなると飽きがでてきてしまう子がほとんどですが、実際に形にすることを繰り返していくうちに子供自身でそのゲームの発展先や次に取り組みたい内容を周囲から探したり一人想像してみたりするようになってくれるんです。

まぁ時間はめっちゃかかりますw普通の授業の50分やそこらじゃ全然進みませんw
形になってきてはじめて子供はやる気を出してくれるためマンツーマンでは形になる最低時間として1時間半くらいは1コマ目に実施するようにしています。
形を見せないととても2コマ目まで子供達のやる気がもちませんw

そんなこんなではぱそんこではNPOを目指し基礎的な能力の育成のための多人数講義と、できるだけ子供の思考に寄り添うマンツーマンに近い講義をこれからも実施すべく尽力してまいります。

ご協力いただける団体、個人様はいつでもご連絡ください^^
私共はNPOとしての設立を目指しており、内外にご協力していただける方がたくさん必要ですw
みなさんの力を当てにしてます!!!w

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