TESTC言語②「C言語ってなに? 数の計算と変数ってどうやって使うの?」

はじめに

こんにちは!今回は「コンピュータに計算をさせる方法」について学ぶよ。
C言語で「足し算・引き算・かけ算・割り算」などをどうやって書くのか、一緒に見ていこう!


1. C言語でできる計算(算術演算)

C言語では、たしざん「+」、ひきざん「-」、かけざん「*」、わりざん「/」、あまり「%」の記号を使って計算できるよ。たとえば:

#include <stdio.h>

int main() {
  printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
  printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
  printf("10 * 3 = %d\n", 10 * 3);
  printf("10 / 3 = %d\n", 10 / 3);
  printf("10 mod 3 = %d\n", 10 % 3);
  return 0;
}
  • 10 / 3 の結果が 3 になるのは、小数点以下が「切り捨てられる」からだよ

★ おまけ:小数を扱いたいとき

例えば 1 / 10 * 1000 と出るよ。これは 1 / 100 になっちゃうからなんだ


2. アルファベット(演算子のきまり)と順番

C言語では、計算の「強い順番」と「弱い順番」があるんだ。

  • 先に計算されるのは「*、/、%」
  • 次に「+、-」
  • 同じ順番なら 左から順に計算

たとえば、以下のような場合は:

printf("%d\n", 5 + 3 % 4);     // → 5 + (3 % 4) = 5 + 3 = 8
printf("%d\n", 5 * 3 % 4);     // → (5 * 3) % 4 = 15 % 4 = 3
printf("%d\n", 10 % 2 * 3);    // → (10 % 2) * 3 = 0 * 3 = 0
printf("%d\n", 10 % 2 + 3);    // → (10 % 2) + 3 = 0 + 3 = 3
``` :contentReference[oaicite:8]{index=8}

---

### 3. 変数ってなに?(宣言とデータ型)
変数っていうのは、「数字をしまっておく箱みたいなもの」だよ。

- まず「どんな箱か」(データの種類=データ型)を書いて、
- 次に「箱の名前」(変数名)を書いて使うんだ :contentReference[oaicite:9]{index=9}。

たとえば:
```c
int a;    // 整数用の箱を「a」と名づける
a = 10;   // 「a」の中に 10 を入れる

データ型にはたとえば「int(整数)」「float(小数)」などがあるよ(この章では整数だけ)。変数名は、アルファベットや数字、アンダースコア「_」が使えて、数字からは始められない規則もあるんだ


4. さいごに:どうやって学べばわかる?

  • 実際に手を動かして、O(大きい)を入れてみたり自分で計算式を書いたりするのがいちばん!
  • 割り算や、あまりの計算も動かしてみると「あっ、こんなふうになるのか!」って体で覚えられるよ。

例題①:四則演算をやってみよう

#include <stdio.h>

int main() {
  printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
  printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
  printf("10 * 3 = %d\n", 10 * 3);
  printf("10 / 3 = %d\n", 10 / 3);
  printf("10 %% 3 = %d\n", 10 % 3);
  return 0;
}

👉 実行すると、こんなふうに表示されるよ:

10 + 3 = 13
10 - 3 = 7
10 * 3 = 30
10 / 3 = 3
10 % 3 = 1

%(あまり)を出すときは、printfの中で「%%」と書くことに注意!


2. 計算の順番(演算子の優先順位)

かけ算・割り算は足し算・引き算よりも先に計算されるよ。

例題②:どっちが先?

#include <stdio.h>

int main() {
  printf("%d\n", 5 + 3 * 2);   // → 5 + (3 * 2) = 11
  printf("%d\n", (5 + 3) * 2); // → (5 + 3) * 2 = 16
  return 0;
}

👉 カッコをつけると計算の順番を変えられるよ!


3. 変数ってなに?

変数は「数字をしまっておける箱」みたいなもの。

例題③:変数に数字を入れて計算

#include <stdio.h>

int main() {
  int a;        // 箱(変数)を用意
  int b;
  a = 8;        // aに8を入れる
  b = 5;        // bに5を入れる
  printf("a + b = %d\n", a + b);
  return 0;
}

👉 実行すると:

a + b = 13

4. 応用!九九を作ってみよう

例題④:2の段を表示するプログラム

#include <stdio.h>

int main() {
  int i;
  for(i = 1; i <= 9; i++) {
    printf("2 x %d = %d\n", i, 2 * i);
  }
  return 0;
}

👉 実行すると:

2 x 1 = 2
2 x 2 = 4
2 x 3 = 6
...
2 x 9 = 18