はじめに
こんにちは!今回は「コンピュータに計算をさせる方法」について学ぶよ。
C言語で「足し算・引き算・かけ算・割り算」などをどうやって書くのか、一緒に見ていこう!
1. C言語でできる計算(算術演算)
C言語では、たしざん「+」、ひきざん「-」、かけざん「*」、わりざん「/」、あまり「%」の記号を使って計算できるよ。たとえば:
#include <stdio.h>
int main() {
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
printf("10 * 3 = %d\n", 10 * 3);
printf("10 / 3 = %d\n", 10 / 3);
printf("10 mod 3 = %d\n", 10 % 3);
return 0;
}
10 / 3の結果が3になるのは、小数点以下が「切り捨てられる」からだよ
★ おまけ:小数を扱いたいとき
例えば 1 / 10 * 100 は 0 と出るよ。これは 1 / 10 が 0 になっちゃうからなんだ
2. アルファベット(演算子のきまり)と順番
C言語では、計算の「強い順番」と「弱い順番」があるんだ。
- 先に計算されるのは「*、/、%」
- 次に「+、-」
- 同じ順番なら 左から順に計算
たとえば、以下のような場合は:
printf("%d\n", 5 + 3 % 4); // → 5 + (3 % 4) = 5 + 3 = 8
printf("%d\n", 5 * 3 % 4); // → (5 * 3) % 4 = 15 % 4 = 3
printf("%d\n", 10 % 2 * 3); // → (10 % 2) * 3 = 0 * 3 = 0
printf("%d\n", 10 % 2 + 3); // → (10 % 2) + 3 = 0 + 3 = 3
``` :contentReference[oaicite:8]{index=8}
---
### 3. 変数ってなに?(宣言とデータ型)
変数っていうのは、「数字をしまっておく箱みたいなもの」だよ。
- まず「どんな箱か」(データの種類=データ型)を書いて、
- 次に「箱の名前」(変数名)を書いて使うんだ :contentReference[oaicite:9]{index=9}。
たとえば:
```c
int a; // 整数用の箱を「a」と名づける
a = 10; // 「a」の中に 10 を入れる
データ型にはたとえば「int(整数)」「float(小数)」などがあるよ(この章では整数だけ)。変数名は、アルファベットや数字、アンダースコア「_」が使えて、数字からは始められない規則もあるんだ
4. さいごに:どうやって学べばわかる?
- 実際に手を動かして、O(大きい)を入れてみたり自分で計算式を書いたりするのがいちばん!
- 割り算や、あまりの計算も動かしてみると「あっ、こんなふうになるのか!」って体で覚えられるよ。
例題①:四則演算をやってみよう
#include <stdio.h>
int main() {
printf("10 + 3 = %d\n", 10 + 3);
printf("10 - 3 = %d\n", 10 - 3);
printf("10 * 3 = %d\n", 10 * 3);
printf("10 / 3 = %d\n", 10 / 3);
printf("10 %% 3 = %d\n", 10 % 3);
return 0;
}
👉 実行すると、こんなふうに表示されるよ:
10 + 3 = 13
10 - 3 = 7
10 * 3 = 30
10 / 3 = 3
10 % 3 = 1
※ %(あまり)を出すときは、printfの中で「%%」と書くことに注意!
2. 計算の順番(演算子の優先順位)
かけ算・割り算は足し算・引き算よりも先に計算されるよ。
例題②:どっちが先?
#include <stdio.h>
int main() {
printf("%d\n", 5 + 3 * 2); // → 5 + (3 * 2) = 11
printf("%d\n", (5 + 3) * 2); // → (5 + 3) * 2 = 16
return 0;
}
👉 カッコをつけると計算の順番を変えられるよ!
3. 変数ってなに?
変数は「数字をしまっておける箱」みたいなもの。
例題③:変数に数字を入れて計算
#include <stdio.h>
int main() {
int a; // 箱(変数)を用意
int b;
a = 8; // aに8を入れる
b = 5; // bに5を入れる
printf("a + b = %d\n", a + b);
return 0;
}
👉 実行すると:
a + b = 13
4. 応用!九九を作ってみよう
例題④:2の段を表示するプログラム
#include <stdio.h>
int main() {
int i;
for(i = 1; i <= 9; i++) {
printf("2 x %d = %d\n", i, 2 * i);
}
return 0;
}
👉 実行すると:
2 x 1 = 2
2 x 2 = 4
2 x 3 = 6
...
2 x 9 = 18


