この記事では小学生プログラミング教育必修化にて実際に導入される、または導入される可能性のあるソフトウェアのレビューを掲載します。
Scratch(スクラッチ)
つかいやすさ 3.5導入難度 2.0こどもの興味 4.5学習においての有用度 5.0
現在プログラミング教育での導入で一番力強いのはscratchスクラッチですね。
様々なブロックを組み合わせてゲームやアプリケーションを作ります。
実際に文部科学省が盛り込んでいる小学校5年生のカリキュラム「正多角形を書く」などでも使用されているのはスクラッチが多いです。
ブラウザで制作するスクラッチと、パソコンにインストールするタイプのスクラッチがあり、インストールしてしまえばオフライン環境でのICT導入も可能です。
実際にこどもに触らせた印象
こどもの反応はかなりよく、アニメーションからゲーム、地域宣伝用のコンテンツ作りなど様々なコンテンツが作成できるのが人気のポイントです。
初期操作の授業時に実際に動かすという作業は少し難しく、児童ごとに学習のばらけがでることが予想されます。
基本操作さえ覚えてしまえば次々といろいろなことを覚えていく児童がほとんどですね。
用意されているキャラクターや音もいろいろあり困りませんが、児童自身が描いた絵やアップロードしたものも使えるのが非常にいいと思います。
似たようなコンテンツはたくさんありますが、実際に使ってみた感想やバグの少なさでは群を抜いていますね。
のちに紹介するMicro:bitやカメラとの連携もとれ、私共の団体でも一番力をいれている教材です。
MinecraftマインクラフトとCode Connectionコードコネクション
つかいやすさ 2.0導入難度 3.0こどもの興味 5.0学習においての有用度 3.0
子供はもちろん大人にも人気なマインクラフト内でブロックを組み実際にコードを使用して様々なプログラミングがおこなえます。スクラッチが2Dのコンテンツに対してこちらは3Dのコンテンツですので、座標もZが追加されます。座標の感覚においてはスクラッチより少々難しい可能性があり。マインクラフトは学校などではエディケイションエディションの導入が可能だと思われます。エディケイションには他に化学のコンテンツもあり楽しみながら勉強をするにはいい教材だと思います。
少し低めな学習有用度はなぜ?
学習有用度が低い理由はマインクラフト自体がゲームであることに起因します。本格的にコードコネクションを使用したプログラミングを行える児童に実施するには良いのですが、
実際に担当している児童に授業を行うと、マインクラフトを楽しむという方に方向性がいってしまい授業の進行の速さや学習としての身になり方は導入の単価や難度からいっても低めです。
Micro:bitマイクロビット
つかいやすさ 3.0導入難度 3.0こどもの興味 4.5学習においての有用度 4.0
プログラミングを実際に使用してLED点灯や傾き検知、ボタン操作などができます。ワニ口クリップをつかったり様々な拡張機器でロボットを制御したり温度測定など拡張性はバッチリですね。
導入費用は一機2000~4000円の範囲(付属品により更に高額になります)
子供の反応
実際に動いているところを見ると目の輝きが変わりますねw
子供はロボットや光るものが好きだな~と感じます。プログラミングを日ごろやっているスクラッチでのプログラミングが可能ですので操作もスムーズに行えました。実際に序盤で組むブロックはスクラッチで使用するものより明確に分かりやすく初期入門のハードルは意外に低めです。
ただし、現段階ではスクラッチでのプログラミングよりメイクコードでのプログラミングがおすすめです。
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