Pythonには、辞書と呼ばれるデータ構造があります。辞書は、key-valueペアのセットで構成され、keyによってvalueを素早く検索することができます。 辞書は、 {} （大括弧）で宣言され、要素はkey:valueの形式で追加されます。辞書には、順序はありませんが、要素を追加、削除、変更するための多くの操作があります。
例：
fruits = {"apple": 3, "banana": 2, "orange": 5}
print(fruits["apple"]) # 3
fruits["mango"] = 4
print(fruits) # {'apple': 3, 'banana': 2, 'orange': 5, 'mango': 4}
del fruits["banana"]
print(fruits) # {'apple': 3, 'orange': 5, 'mango': 4}
辞書は、値の検索、要素の追加、削除、変更、および辞書の中の要素を操作するための非常に便利なデータ構造です。
値の検索
辞書[キー]と記述することで、そのキーに対応する値を取得できます。
>>> d = {"apple": 150, "orange": 100}
>>> d["apple"]
150
要素の追加
辞書[キー] = 値 と記述することで、新しい要素を追加できます。
>>> d = {"apple": 150, "orange": 100}
>>> d["banana"] = 200
>>> print(d)
{'apple': 150, 'orange': 100, 'banana': 200}
要素の削除
del 辞書[キー] と記述することで、指定した要素を削除できます。
>>> d = {"apple": 150, "orange": 100}
>>> del d["apple"]
>>> print(d)
{'orange': 100}
要素の変更
- 辞書[キー] = 値 と記述することで、既存の要素の値を変更できます。
>>> d = {"apple": 150, "orange": 100}
>>> d["apple"] = 200
>>> print(d)
{'apple': 200, 'orange': 100}
上記のように、辞書は値の検索、要素の追加、削除、変更などが簡単に行うことができるデータ構造です。
問題
問題1: 以下の辞書を定義し、「key1」の値を取り出して出力してください。
my_dict = {‘key1’: ‘value1’, ‘key2’: ‘value2’, ‘key3’: ‘value3’}
問題2: 上記の辞書に「key4」「value4」の要素を追加して出力してください。
問題3: 上記の辞書から「key2」を削除して出力してください。
問題4: 上記の辞書の「key1」の値を「updated_value」に変更して出力してください。
解答
問題1の解答
my_dict = {'key1': 'value1', 'key2': 'value2', 'key3': 'value3'}
print(my_dict['key1'])
問題2の解答
my_dict = {'key1': 'value1', 'key2': 'value2', 'key3': 'value3'}
my_dict['key4'] = 'value4'
print(my_dict)
問題3の解答
my_dict = {'key1': 'value1', 'key2': 'value2', 'key3': 'value3'}
del my_dict['key2']
print(my_dict)
問題4の解答
my_dict = {'key1': 'value1', 'key2': 'value2', 'key3': 'value3'}
my_dict['key1'] = 'updated_value'
print(my_dict)
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