5.1Pythonでのファイル操作　ファイルの読み込み

Pythonでファイルを読み込むには、標準ライブラリのopen()関数を使用します。open()関数は、第1引数に読み込むファイルのパス、第2引数にはモードを指定します。モードには、’r'(読み込み専用)、’w'(書き込み専用)、’a'(追記)などがあります。

# ファイルを読み込み専用で開く
f = open('example.txt', 'r')

# ファイルから1行ずつ読み込む
for line in f:
    print(line)

# ファイルを閉じる
f.close()

上記のコードでは、example.txtというファイルを読み込み専用で開き、1行ずつ読み込んでいます。最後に、close()メソッドでファイルを閉じています。

また、with文を使用することで、open()とclose()を同時に行うことができます。

# with文を使用してファイルを開く
with open('example.txt', 'r') as f:
    for line in f:
        print(line)

このように、with文を使用することで、try-finallyブロックを記述する手間を省くことができます。

問題

以下のテキストファイル “sample.txt” があります。

Line 1
Line 2
Line 3

このファイルを読み込んで、各行を表示する Python のコードを書いてください。

解答

with open("sample.txt", "r") as f:
    for line in f:
        print(line)

上記のコードは、”sample.txt”というファイルを読み込みモードで開き、1行ずつ取り出して表示します。